toki Architect design office - 土岐建築デザイン事務所

「なつのいえ」

田んぼや畑に囲まれて、ぽつぽつと点在する家々の間にできた小規模な開発地の一角に計画した住宅である。敷地南面に道路、東西には隣地の延長敷地が接する敷地条件の中で、3台分の駐車スペースと自転車置場を配置し、南東には主庭を設けている。玄関ホール正面には、浴室、サービスヤードとつながるコート(中庭)を設け、暗くなりがちなホール・廊下の採光に役立つよう考えた。LDKはひとつながりとなる20帖の空間で構成し、そこから南に開放された掃き出し窓からテラスと主庭が広がる。2階は家族で使える多目的なスペースとして活用されているスタディルーム、2つの子供室、寝室、WCL、そして本好きな主人のための書斎を配している。また、外観の特徴として、4.5/10及び10/10の勾配から成り立つふたつの流れの屋根は、建物全体にメリハリとシャープな印象を与えている。“家の造りようは夏を旨とすべし” とは徒然草の有名な一節だが、四季を通しての陽当たりと風の通りを考慮して居室の主な開口部は東から南に向け、南に張り出した最大2メートルの大屋根の軒は夏の日射しを和らげてくれるだろう。

「なつのいえ」 概要

建設地
岡山県岡山市
主要用途
専用住宅
主体構造
木造2階建
建築面積
76.18 ㎡
延床面積
183.27 ㎡
設計期間
平成25年1月 ~ 平成25年 5月
工事期間
平成25年6月 ~ 平成25年12月