toki Architect design office - 土岐建築デザイン事務所

「折れ線形の屋根の家」

建設地は、市内中心部からほど近いにもかかわらず、周囲に畑や田んぼがまだ残る環境豊かな場所。災害時の治水条件を満たすべく前面道路より80センチ高くした敷地のため、建物へのアプローチは少し長めのスロープにしている。1階はリビング・ダイニング・キッチンを中心として、和室、階段、サニタリーをコンパクトに配置しており、家事動線に配慮したかたちになっている。リビング・ダイニングからつながる木製デッキテラスと庭は、アプローチの塀と玄関ポーチの壁が道路からの目線を適度に遮ることで、落ち着きのあるとても居心地の良い場所になった。2階に上がるとホール正面から、この建物の象徴である折れ線型の屋根を大きく切り取った市街地が一望できるルーフバルコニーを設けている。周囲はよく開けているので、夏の夜には星空の観察なども楽しめそうだ。鉄骨で造られた玄関ポーチの庇と木の壁、木塀とブロック塀。無機質なものと有機質なものをうまく組み合わせることで、折れ線型の屋根の家はナチュラルなデザインとなっている。

「折れ線形の屋根の家」 概要

建設地
岡山県倉敷市
主要用途
専用住宅
主体構造
木造2階建
建築面積
80.23 ㎡
延床面積
108.99 ㎡
設計期間
平成24年7月 ~ 平成24年10月
工事期間
平成24年11月 ~ 平成25年5月